【女性の痔・日帰り手術体験談】産後ママが痔と向き合い、手術を決意するまでの16年間

【女性の痔・日帰り手術体験談】産後ママが痔と向き合い、手術を決意するまでの16年間

この記事には、PRを含みます。

痔に悩んでいるけど、なかなか人には言えない…。特に出産後に悪化してしまったけれど、子育てに追われて治療を後回しにしている――そんな女性にこそ届けたいお話です。


今回は、筆者が20歳で痔を自覚してから16年間、悩みながらもついに「日帰り手術」を決断するまでのリアルな体験をお届けします。

妊娠や出産で痔が悪化された方は多いのではないでしょうか?
私もその1人です。

2歳と4歳の子供がおり、2歳は自宅保育中です。
まだまだ手のかかる子供たちがいても、痔の手術はできるのか?術後は一体どうやって過ごしたのか。

そんなリアルを何回かに分けてレポして行きます!

目次

初めての違和感は20歳の冬──痔との出会い

皆さんは、痔との出会いを覚えていますか?
私は、16年経った今でも鮮明に覚えています。

痔を初めて自覚したのは、20歳の冬のことでした。
お酒が飲めるようになり、友達と夜な夜な飲み歩くのが日常になっていたある日、ラーメン屋のバイト中にふと、お尻に妙な違和感を覚えました。

「なんか…うんちがちょっと挟まってるような感じ?立ってるとムズムズする…」
そんな、これまで経験したことのないような不快感。

たまたまその日は、母が遠方から遊びに来てくれていたので、状況をメールで伝えてみると、返信はひと言。

「わかった」

わかったって、なにが?と困惑しながら家に帰ると、母は無言でボラギノールの注入軟膏を差し出してきました。

半信半疑で恐る恐る使ってみると…びっくりするほど、あの違和感がスッと消えたのです。

痔だよ、それ

母のあっけないひと言で、私の“痔人生”が始まりました。

痔との16年間|旅行・イベント・白いズボンが怖かった日々

あの日から16年。
私の生活のすみっこには、いつも「痔」がいました。

普段はひっそりと潜んでいても、油断すると突然現れて猛威をふるう存在。
電車の中、旅行先、イベント会場――楽しいはずの時間に限って、お尻がムズムズし始めるのです。

たとえば、サマーソニックへ向かう電車の中。お尻の違和感に焦りながら、東京駅構内の薬局で注入軟膏を慌てて購入した朝。
カウントダウン・ジャパン(CDJ)の真っ最中、トイレに立ったら突然の大量出血。慌てて幕張メッセの売店でナプキンを買った夜もありました。

旅行に行けば、いつもと違う食生活やお酒のせいで痔が再発。
お尻の不調が怖くて、明るい色や白いズボンを避けるようになったのもこの頃です。もしもの時の「万が一」が、常に頭をよぎっていました。

この16年の間に通った肛門科は、計4ヶ所。
はじめは「恥ずかしいから女医さんがいい」と病院を選んでいたのに、気づけば診察にも何の抵抗もなくなっていた自分がいました。

「うまく付き合えてるから、手術なんてまだ先のこと」
そう思っていた私でしたが、やがて出産を機に、痔との関係が一変することになります。

産後に悪化、限界を感じた育児中の痔

「うまく付き合っていけてる」と思っていた痔ですが、
長男を出産したことで、一気にコントロールが難しくなりました。

産後間もない頃、私は「座っているのがつらいほどの痛み」に悩まされました。
おむつ替えも授乳も、とにかく座ることが苦痛で、ついに生まれたばかりの長男を預けて、肛門科へ。

診察室で先生に言われたのは、衝撃的な言葉でした。

「もうこの痔は手術対象だよ。希望すれば、いつでも手術できるけど」

これまで注入軟膏や生活習慣でなんとかコントロールしてきたのに…。
まさか、たった一度の出産でここまで悪化するとは思いませんでした。

さらに先生はこう続けます。

「でも、今後また出産の予定があるなら、今手術しても再発する可能性はあるよ。出産が終わって、育児が落ち着いてからでもいいかもね」

この言葉に、私はひとつの覚悟を決めました。

「出産がすべて終わったら、痔の手術を受けよう」


ついに「手術」という選択肢が現実に

2年後、次男を妊娠・出産。
そして、痔はさらに悪化しました。長男の時よりもひどく、退院してすぐにまた肛門科へ駆け込みました。

しかしそのときも、「授乳中は手術できない」と言われ、
大量の注入軟膏を処方され、それを少しずつ、大切に使いながらなんとかやり過ごす日々。

そんな中、2025年の1月。4つ目の病院で、ついに決断します。

「もう、痔とお別れしたい」

この頃には、排便のたびに痔が「こんにちは」するのが当たり前になっていて、
日常の半分以上をお尻のコンディションと向き合いながら過ごしていました。
特に、生理前後には悪化しやすく、ほんの少しの刺激で腫れや痛みに襲われる毎日。

「もう、これ以上は無理だ」
そう思ったとき、やっと心から「手術したい」と思えたのです。

日帰り手術って楽なんじゃないの?甘く見ていた私の葛藤

手術を決意したとはいえ、私の中には大きな誤解がありました。

「痔の手術って、いまは日帰りでもできるくらいなんでしょ?」
「ちょっと切って、あとはすぐ日常に戻れるんじゃない?」

そんなふうに思っていたのです。

実際、多くの病院のホームページには、こう書いてありました。

「当院では、痔の手術は日帰りでも可能です。回復も早く、普段の生活に戻りやすいのが特徴です。」

…でも、よく考えればわかることでした。
たとえ日帰りでも、「お尻を切る」のだから、楽なはずがないんですよね。

手術の詳細を調べ始めると、出てくるのは不安になる情報ばかり。

「術後は想像以上に痛い」
「排便のたびに、藤原竜也ばりの叫び声」
「眠れないし、痛くて泣いた」

そんな体験談を読んでいるうちに、私の中にじわじわと後悔の気持ちが芽生え始めました。

「やっぱり手術、やめておいた方がよかったのかな…」


術後の痛みに怯えながらも、ついに決断

それでも、手術の日は着々と近づいてきます。
私は夫に、正直に伝えました。

「痔の手術って、術後がめちゃくちゃ痛いらしい。1週間は使い物にならないと思っておいてほしい」

そして、実母にも協力をお願いしました。

術後3日目の午後から我が家に来てもらい、平日のごはんづくりと、元気いっぱいの次男の遊び相手を担当してもらうように。

子育て中に手術を受けるというのは、体力的にも精神的にも大きな決断です。
それでも、**「この痛みから解放されたい」**という一心で、私は手術に向かっていきました。

まとめ

手術を決めたものの、「本当に大丈夫かな」「どのくらい痛いの?」「子育てとの両立は?」と不安は尽きませんでした。
次回は、実際に痔の日帰り手術を受けた当日の様子や術後のリアルな痛み・回復経過をお伝えします。

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この記事を書いた人

ジャニヲタ19年目に突入。
5大ドーム+北から南のアリーナ会場はほぼ制覇してます*

ヲタク歴19年の経験を活かし、
コンサートのトラブル対策や、遠征のコツをご紹介させていただきます^^

高校生に夢見ていた”母になってもヲタク”が実現。
2歳11ヶ月と11ヶ月の息子たちの子育て奮闘中です。

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