痔の日帰り手術の経過と痛み・出血|1か月の実体験レポ

痔の日帰り手術後の痛み・出血・生活の変化を1か月記録した体験談

この記事には、PRを含みます。

痔の日帰り手術を受けた後、「この痛みはいつまで続くの?」「何日目から楽になるの?」と不安になったり、ネット検索を繰り返してしまう方は多いと思います。

私も手術前は同じように調べまくり、実際の経過が知りたくてたまりませんでした。

この記事では、術後1日目から10日目までのリアルな痛みや出血、生活の様子を日ごとに記録しています。これから痔の手術を受ける方や、術後の過ごし方に不安がある方の参考になれば嬉しいです。

術前後の詳細な流れや当日の様子は、こちらの記事で詳しく紹介しています。

目次

日帰りの痔の手術の経過

術後日数痔手術後の痛みの程度出血の様子回復までの生活の様子
1〜3日目鎮痛剤が切れると痛い。排便時も強い痛み少量〜中等量トイレや入浴も負担、副作用の頭痛で横になる時間が多い
4〜7日目日常生活の痛みは徐々に軽減。排便後はヒリヒリ感減少傾向家事・外出は制限しながら再開
8〜10日目排便痛ほぼなし、違和感程度ほぼなし普通に座れるようになり動作も楽

【痔の術後1日目】麻酔の副作用で強い頭痛

午前2時頃、おしりのチクチクする痛みで目が覚めました。
少し我慢してみたけれど、チクチク痛みが気になって寝れないので午前2時30分にロキソニンを内服。
6:00頃に子供達に起こされ起床。

前日より術後1日目の方が痛みが強く感じられます。

起床後すぐにお腹がぐるぐるして慌ててトイレへ移動しました。
鎮痛剤が切れた状態での初排便は、とっても恐怖でしたが、怯える間もなく排便。水下痢であったため、強い排便痛はありませんでしたが、軽いヒリヒリ感が残りました。
処方されていたアズノールをコットンに出して、ポンポンと軽く抑えるように塗りました。

術後1日目は、お尻の痛みよりも、頭が割れるように痛くて終始吐きそうな状態でした。
病院には夫に車で送ってもらいましたが、助手席に座っていることもできず、シートを極限まで倒した状態で移動です。
お尻の傷は、むくみはあるけれど良好。
頭痛は麻酔の副作用との診断です。
点滴を受けて一時的に回復しましたが、起き上がると再び痛みが増すため、ほぼ横になって過ごしました。

まあこ

頭痛>>>>>>お尻の痛み、といった感じで、ほぼ寝たきりだったなぁ。予想していなかった苦しみがしんどすぎて涙出てきたもん。

1日目の症状・生活

  • おしりの痛み:鎮痛剤でコントロール可能
  • 頭痛・吐き気:強く、活動はほぼ不可能
  • 排便:水下痢で排便痛は軽度
  • 生活:ほぼ寝たきり、食事は最小限→副反応の頭痛がなければ鎮痛剤が効いている間は日常生活に支障なさそうだった。

【痔の術後2日目】排便後にヒリヒリ感

早朝から水下痢が続き、便意のコントロールが難しい状態。
鎮痛剤を服用していればおしりの痛みは軽減しますが、依然として頭痛が強く、長時間起きているのは困難。
チャットGPTにずっと「麻酔 副作用 頭痛」と相談して日中を過ごします。
水分をとったり、コーヒーを飲むといいと言われますが、即効性はなし。ただひたすらに横になって過ごします。

午後には排便後のヒリヒリ感や腫れを感じるようになり、座る姿勢がつらく感じます。家事・育児はすべて家族に任せ、安静を優先しました。

2日目の症状・生活

  • おしりの痛み:鎮痛剤で軽減
  • 排便:水下痢、排便後にヒリヒリ感あり
  • 頭痛:継続、長時間の起立・座位は困難
  • 生活:外出・家事不可、安静中心

【痔の術後3日目】生理と重なり体調悪化

朝方、お尻の痛みで目が覚めてトイレへ。
トイレへ行くと鮮血・・お尻が痛いのは何かお尻にトラブル・・!?と思ったけれど、どうやら生理が始まった様子です。
予想外の生理が始まり、貧血による頭痛が加わり、術後3日目で体調が最悪な状態に突入です。
今日も診察があり、病院へ。当初の予定では、自分で車を運転して向う予定でしたが、状態を起こしていられないので夫に送ってもらうことにしました。
相変わらず、車の移動はシートを倒した状態。待合室で座っていられず、先に点滴をしてもらいました。
創部の経過は良好、麻酔の副作用は水を飲んで安静にするしかないらしく、泣く。

夜には下痢ではない便が出て、初めての強い排便痛を経験。排便後15分ほどは動けず、その場で安静にしていました。

まあこ

恐怖の普通便の排便は想像よりは全然マシでした!(排便時叫んだとか聞いていたので)便は補足、スッキリと言った感じではありません。


3日目の症状・生活

  • おしりの痛み:鎮痛剤で軽減、排便後に強い痛み
  • 出血:生理の影響あり
  • 頭痛:生理+麻酔の副作用で強い
  • 生活:移動も制限、点滴で一時的に回復が、過去一状態が悪い。3日目にしてやっとまともな食事を食べる。

【痔の術後4日目】頭痛は少し改善傾向、お尻の痛みも強くなってきて・・

午前3時、お尻の痛みで目が覚める。ロキソプロフェン内服。
カロナールも処方されていたけれど、効果がないので、ロキソプロフェンを6時間毎に内服している。

頭痛は相変わらずあり、生理の影響か寝ていても頭が痛い状態。
しかし、状態を起こした時の世界が回る感じは少しマシになってきている気がする。
麻酔の副作用は、どんなに長くても7日くらいで回復する人が多い、とのことなので、折り返しと思って頑張ることにします。
少しずつ、動けるようになってきました。

日中は家の中でゆっくり過ごし、短時間なら座って作業も可能に。ただし、長時間座っていると傷口がズキズキしてきます。
排便はやや柔らかめ。強い排便痛はないものの、排便後はヒリヒリが10分ほど続きました。

まあこ

頭痛が軽くなっただけで、世界が明るくなった!でもやっと「痔の手術後」らしい痛みを実感し始めた日。

4日目の症状・生活

  • おしりの痛み:排便後のヒリヒリ感が強め
  • 頭痛:軽快
  • 排便:やや柔らかめ、排便後10分ほどヒリヒリ
  • 生活:座っての作業は短時間可能、外出はまだ控える

【痔の術後5日目】歩行・家事が少しずつ可能に

頭痛がほとんどなくなって状態を起こしていられるようになりました!!

これだけですっごく快適、なはずなのに、人は贅沢で一つの悩みが解決すると更なる悩みにぶつかる・・そう。お尻の痛みがひどくなってきました。

ロキソプロフェンの効果が切れると、もう何もしたくない・・といった状態。

内服後、鎮痛の効果が出るまでに時間が空くのがちょっとしんどかったです。

まあこ

私は、内服後5時間過ぎた頃で鎮痛効果が切れ始め、6時間あくまで耐えます。内服後6時間経ったらすぐに鎮痛剤内服、効果が出るまで耐えると言ったサイクルを繰り返します。

排便は緩めの便で、ヒリヒリした痛みがあります。アズノールを塗ると痛みは軽減するので手放せません。排便後は15分くらいじっとして痛みが引くまで待機。
まだ便が緩いので、お腹いいたいかも、と思ったらトイレに駆け込まないと漏らしそうで怖いです。

5日目の症状・生活

  • おしりの痛み:鎮痛剤が効いてる間は痛みなし。切れるとチクチク痛くて何もしたくない
  • 排便:普通便に近づく、排便後にヒリヒリとした痛み。漏らしそうで怖い
  • 生活:短時間の家事OK、歩行も快適になってきた

【痔の術後6日目】子供のお弁当を作れる!

鎮痛剤が切れると苦しいので、起床後すぐにロキソプロフェン内服。
朝イチの排便は、柔らかい細い便になってきました。排便後は相変わらずヒリヒリとして痛みがあります。

術後3日目から実母にヘルプに来てもらっていましたが、体調を崩してしまったため、オペ日の朝振りにキッチンに立ちます。
亀みたいなペースでゆっくりと朝食と子供のお弁当を作ったけれど、「気持ち悪いから横になりたい」と思うことは一度もなかったので、やっと麻酔の副作用は抜けました!!長かった!

本日も通院。

お尻の腫れはあるけれど、問題はないとのこと。次回は14日後の受診。

ロキソニンが切れた時が辛く感じるけれど、日常生活を取り戻しつつあることを実感。
歩くことはできるけれど、走れと言われたら拒否したいです。

まあこ


「もう普通の生活に戻れるかも?」と期待した日。でもまだ子供を走って追いかけるとかは絶対無理。

6日目の症状・生活

  • おしりの痛み:ロキソニン飲んでいればほぼなし。切れるとズキズキ痛い・
  • 排便:細い便。排便後はヒリヒリとした痛みあり。
  • 生活:キッチンに立ってられる。走ることは絶対にできない。

【痔の術後7日目】術後初めて痛みで目が覚めない夜

手術から1週間、初めて夜中にお尻の痛みで起きることがなかった。
寝起きですぐに排便。排便後の痛みがヒリヒリからズキズキに変わってきた。

寝起きにロキソニンを飲むのが日課になっているけれど、7日目の朝はなかなか鎮痛効果があわられずしんどかった。

基本的には日常生活に戻る。
ご飯も作ることができるし、円座クッションを使えば違和感もほぼなし。


排便のタイミングがイマイチ掴めず、お腹痛いと思ったらすぐにトイレに行かないと漏れそう、な日々が続くが、トイレに行っても「出ない」ことが増えてきた。
この繰り返しで、また痔になったら嫌だなと思っていた。

まあこ

1週間前の自分に「ちゃんと回復するから大丈夫!」って教えてあげたい。あの頭痛の日々は遠い過去のよう。

7日目の症状・生活

  • おしりの痛み:だんだん痛みが減ってきた。排便痛は相変わらず。
  • 排便:普通便、出血なし
  • 生活:ほぼ通常生活、長時間座位のみ注意

【痔の術後8日目】排便後の痛みがピーク

昨晩は寝る前にロキソニンを飲まなかったものの、痛みで目が覚めることはありませんでした。
起床後も慌ててロキソニンを飲まなくても平気な程度の痛みに。
しかし、痛み止めが効いていない状態での排便はとてもつらいです。だんだん便が細くなってきたせいか、傷口が治りかけている影響なのか、とにかく痛い!
声が出るほどではないものの、排便後は円座クッションをお尻の下に敷いてソファで項垂れるほどのしんどさ。何もしたくないモードに突入します。
排便後の痛みが怖く、基本的には6時間ごとにロキソニンを内服。以前のように「切れたから早く飲まなきゃ…」という焦りはなくなり、「飲まなくても大丈夫かもしれないけど、念のため飲んでおく」という感じになってきました。

8日目の症状・生活

  • おしりの痛み:軽度、排便後にかなりの痛み
  • 排便:やや硬め、細い便
  • 生活:家事OK、長時間座位は注意

【痔の術後9日目】外出可能に!悩みはトイレだけ

朝の排便も痛みはあったものの、円座クッションに座って人と会話できる余裕が出てきました。だんだん回復を実感!
朝食後にロキソニンを服用し、鎮痛効果が出るまでのんびり過ごしたあと、術後初めてのお買い物へ。歩き方はまだガニ股で超スローペース、走るのは無理そうです。
午後は長男とお出かけ。久しぶりに外で過ごしたせいか、夕方は疲れが出てぼーっとしていました。

また、術後ずっと毎食後に飲んでいたマグネシウムですが、飲みすぎるとお腹を下すため朝晩の服用に変更。夜にも少し排便がありましたが、15分程度で回復。少しずつ良くなっているのを感じます。

まあこ

「外に出られる=自由!」でも、まずは短時間が安心。

9日目の症状・生活

  • おしりの痛み:ロキソニンは念のため服用する程度
  • 排便:普通便、痛みは徐々に軽減
  • 生活:短時間の外出・運転OK

【痔の術後10日目】違和感はあるがほぼ回復

お尻の腫れもかなり引き、日常生活にほぼ支障なし。
排便後のヒリヒリも5分程度で治まり、ロキソニンを飲まずに過ごせる時間が増えました。
今日で実母のサポートが終了。送迎の車の運転や、次男との買い物・抱っこも問題なくできるように。
気持ち的には「もう走れそう!」と思えるくらいの回復ですが、まだ完全復活とは言えない感覚です。

まあこ

「もう普通の生活していい?」って思うけど、まだ“油断するな”のサインはくる。

10日目の症状・生活

  • おしりの痛み:ほぼなし、負荷時に違和感
  • 排便:普通便、出血なし
  • 生活:ほぼ通常生活、激しい運動は避ける

痔の手術から2週間後〜1か月後の生活と回復の様子

まあこ

痔の術後11日目以降は、日常生活を送っていたため、ほとんどメモが残っていないんだよね。

それくらい普通の生活になってたってことだね。

痔の術後11日目

排便痛がほぼなくなり、お尻の違和感は「軽いいぼ痔がある程度」に。
たまに痛痒さを感じるものの、しゃがんだ時の違和感も消え、円座クッションなしで硬いフローリングに座れるまでに回復しました。

痔の術後12日目以降

次男とお出かけできるようになり、公園や支援センターへも行けるように。
お尻の違和感はほぼなく、日常生活を完全に取り戻します。
術後2週間を迎える前にロキソニンの内服を終了。飲まなくても痛みが出なくなりました。
焼肉の食べ放題も問題なく、アウトレットでの買い物も可能に。

痔の術後1か月

川遊びや自転車などのアクティブな活動もOKに。
手術前は苦しんでいた排便がスッキリ出るようになり、本格的に快適な生活が始まりました。
1か月検診では、「切除したいぼ痔の跡の皮膚が少し残っている(スキンタグのような状態)」と説明を受けるも、気にならないため追加処置は予定していません。

痔の手術を受けて感じた効果と「やってよかった」理由

痔の術後レポを検索していると、「手術を後悔している」という声も目にして不安になりましたが、私は手術をして本当によかったと感じています。

正直、辛いのは術後1週間。
私の場合、傷の痛みよりも麻酔の副作用による頭痛がつらく、特に術後3日目あたりが精神的にも肉体的にもピークでした。
それでも、7日間を乗り越えれば「やってよかった」と思える瞬間が必ず来ます。

排便がスムーズになった

そして何より、排便がするっとできる快適さは想像以上です。
以前はトイレにこもって力を入れ、何度も踏ん張ってやっと出していたのに、今はトイレに座れば自然に出ます。
食生活は以前と変わらないのに、こんなにも楽になるとは思いませんでした。
今までは痔が少なからず影響していたのだと思います。

突然の痔に悩まされることがなくなった

生理前や生活習慣が変わった時(旅行や帰省など)に必ず痔が悪化し、毎月一度はお尻の痛みや突然の出血を気にしながら生活していました。
特に旅行や帰省といった楽しいタイミングで発症することが多く、「お尻を気にしながら過ごす非日常」が当たり前になっていました。

しかし、手術後はいつ悪化するかわからない“爆弾”を抱えている状態から解放されました。
今は予定を気にせず、快適に日常もイベントも楽しめています。

特に長距離移動は痔の悪化リスクが高いので、帰省もストレスでしたが、快適に過ごせるようになりました!

痔の手術は入院か日帰りか?迷ったときの判断ポイント

私は痔の手術をして、本当に良かったと思っています。
ただし、もし私がロキソニンの効かないタイプだったら、この感想は違っていたかもしれません。
また、麻酔の副作用に苦しんだときには、「いっそのこと入院していた方が良かったかも」と思ったのも事実です。

私が手術を決意するまでには長い経緯がありました。16年間の経緯は別記事にまとめています。

入院という選択肢も検討を

「痛みに弱いから不安」「日帰り手術だとすぐ動けるのか心配」という方は、日帰りではなく入院手術を検討するのも一つの方法だと思います。

「日帰り手術」と聞くと、どうしても

「簡単に終わるんでしょう」
「すぐ日常生活に戻れるんでしょう」
とイメージしてしまいがちですが(過去の私がそうでした)、実際はそうではありませんでした。

小さい子どもがいる場合の現実

小さなお子さんがいて、「7日間も動けないのは困る」と思う方も多いはずです。
私自身、7日間ほとんど動けない日々を過ごし、夫と話したのは「やっぱり入院でも良かったね」ということでした。

痛みを我慢すれば動けると思っていた私を襲ったのは、体を起こすことすらできない麻酔の副作用
「できるだろう」と思っていたことができないのは、自分にもパートナーにも大きな負担です。

計画的に手術を受けるために

もし入院だとわかっていれば、夫の長期休暇や連休に合わせて手術日を決め、私は回復だけに専念できたはずです。
ですので、**「入院か日帰りか」**はしっかり比較検討してから手術を決めることをおすすめします。

まとめ

痔の日帰り手術は、術後1週間ほどは痛みや副作用で思うように動けず、精神的にも肉体的にもつらい期間が続きます。特に術後3日目あたりがピークでしたが、7日を過ぎると痛みはぐっと軽くなり、生活の自由が戻ってきます。

「この痛みはいつまで?」と不安になる時期もありますが、必ず楽になる日が来ます。この記事が、同じように術後を過ごす方の安心材料になれば嬉しいです。

今では外出も思い切り楽しめるようになりました。子連れ外出のレポはこちら。

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この記事を書いた人

ジャニヲタ19年目に突入。
5大ドーム+北から南のアリーナ会場はほぼ制覇してます*

ヲタク歴19年の経験を活かし、
コンサートのトラブル対策や、遠征のコツをご紹介させていただきます^^

高校生に夢見ていた”母になってもヲタク”が実現。
2歳11ヶ月と11ヶ月の息子たちの子育て奮闘中です。

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