「ワンオペで子ども2人連れて、車で帰省なんてできるの…?」
初めて挑戦したときは、正直かなり不安でした。移動時間は片道3時間強。
まだまだ手のかかる2歳と4歳を連れてのドライブは、大変だったという記憶しかありません。
ワンオペ帰省って、決して楽ではないんですよね。
運転しながら子どもの相手もして、渋滞や眠気とも戦わなければいけない…。
それでも「自分たちのタイミングで帰省できる」のは、ワンオペならではの大きなメリット。
この記事では、私が実際に2歳・4歳と3時間強の道のりを車で何度か帰省してきた経験から、
・出発前の準備
・失敗談(やらかしました…)
・子どもとの過ごし方の工夫
などを、リアルな体験ベースでお伝えします。
「ワンオペで帰省したい」「しなきゃいけない」というママ・パパたちのヒントになればうれしいです。
ワンオペでの車移動、何歳からがおすすめ?

ワンオペで子どもを連れて車で帰省するのって、いつからできるんだろう?



私もずーっとそれ気になってたよ!!
実際に何度もワンオペ帰省を経験してみて、私が感じた“やりやすくなる目安の年齢”は、下の子が2歳以上・上の子が年少(3〜4歳)以上です。
このくらいの年齢になると、
- 子どもとのコミュニケーションがある程度取れる
- タブレットやテレビで暇つぶしができるようになる
- 飲み物やお菓子など、自分のことを少し自分でできるようになる
- SAやPAで歩いてお散歩ができ気分転換になる
ため、車移動も飽きずに過ごせるんですよね。
さらにありがたいのが、上の子が少しずつ下の子のフォローができるようになること。
たとえば、
- 「このお菓子、次男と分けて食べられる?」
- 「水筒、次男に渡してあげてくれる?」
…この“ちょっとの協力”があるだけで、親の負担がグッと軽くなります。
もちろんまだまだ手はかかるけれど、2歳&4歳の組み合わせは、「なんとかなる」ラインでした。
事前準備がカギ!移動ルートと渋滞情報チェック



事前準備は絶対にやってね!
ルートの予習:休憩スポット(SA/PA)の事前確認
まず最初にやっておきたいのが、どのルートで帰省するかの確認。
Googleマップやナビタイムで、所要時間・高速道路・SA/PAの位置をチェックしておきます。
便利なのがこちら👉 ドラぷら(SA・PAマップ)
遊具・ベビールーム・飲食店の情報まで見られるので重宝しています。
とくにおすすめなのが、広めのSAを休憩ポイントにすること。


広めのSAはお店の中を歩くだけでも子どもは気分転換になり大喜び。わが家では「トミカコーナーでお気に入りを選ぶ」までが恒例コースになっています(笑)
ドッグランがついているSAは、お散歩できるような広場も併設されていることが多く、天気がいい日は子どもと一緒にお散歩しリフレッシュしています。
一方、小さめのPAはサクッと休憩したいときに便利。
建物の目の前に車を停められることが多く、トイレも最短距離で行けて◎
渋滞情報のチェック方法:同曜日・同時間の1週間前の交通状況を確認
事故などを除けば、渋滞しやすい場所・時間帯はある程度パターンがあります。
なので、出発予定の1週間前・同曜日・同時間帯の交通状況をチェックするのがかなり有効。
たとえば、
- 朝の渋滞があるならお昼出発にずらす
- 夕方の混雑を避けたいなら朝イチに出る
など、「渋滞を避ける」という視点でスケジュールを調整しましょう。
スケジュールの立て方:目安を決めて“なんとなく”を大事に
我が家は基本的に「朝イチ出発+お昼前にSAでごはん」が定番スタイル。
約3時間強の道のりですが、休憩を挟むと4時間はかかる前提で計画します。
ある日のスケジュール例👇
- 8:30 出発
- 9:30頃 1回目の休憩(15分)
- 動画解禁(映画1本)
- 11:00前にSA着 → お昼休憩(45分)
- 残り1時間ほど走行 → 到着
もちろん予定通りにはいかないけれど、ざっくりでも流れを決めておくと、当日の判断がラクになります。
早めにお昼を食べてしまっても「その分早く昼寝してくれるかも」と思えばOK!
🎥 長時間移動のお助けアイテムは「映画」!
ワンオペでの帰省、子どもたちが退屈しないか心配になりますよね。
わが家では Amazonプライムビデオで映画を事前にダウンロードしておくのが定番になっています!
前日の夜に「明日は何観る?」と一緒に選ぶことで、子どもたちのワクワク感もUP✨
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スムーズな車移動を支えるコツ



何度かワンオペ帰省を経験し、コツを発見しました。
各家庭コツは異なるかと思いますが、見つけるまではぜひ参考にしてみてください。
子どもの昼寝時間に合わせて移動時間を調整


昼寝をする年齢の子どもがいるなら、その時間に走るのがベスト。
ぐっすり寝てくれれば、「もう着いたの!?」とご機嫌で起きてくれることも。
渋滞しないならば、午前中しっかり遊んでからお昼寝の時間に合わせて午後出発にするのもいいですよね。
親としても運転に集中できるし、静かな車内のありがたみを痛感します。
リフレッシュタイムの確保
私は基本的に1時間に1回の休憩を挟むようにしています。
長時間の運転は自分も疲れますし、子供も飽きやすいので、のんびりと休憩を楽しみながらの移動がおすすめ。
トイレ休憩はPAで15分ほどし、お昼時に広めのSAで45分〜1時間の休憩を確保。
昼食を食べて、店内を一緒に歩いて、外の広場で遊んで…「しっかり気分転換」を意識しています。
おすすめのSA👇
<中央道>談合坂/双葉/諏訪湖/恵那峡
<長野道>梓川/姨捨
<東名>海老名/足柄
<新東名>駿河湾沼津/浜松
<中部横断道>道の駅なんぶ/増穂PA
小さいPAも、実はすごく便利!
意外と見落とされがちですが、小さなPAもワンオペ移動の強い味方です。
建物のすぐ近くに駐車できることが多く、急なトイレ休憩に対応しやすいのが大きなメリット。
また、SAに比べておもちゃや甘い誘惑(!)が少ないため、短時間でサクッと休憩できるのも嬉しいポイントです。
コンビニ併設のところも多く、眠気覚ましを買えたり(私はコーヒー)子供の小腹満たしのパンを買えたり重宝しています。
「広めのSAでしっかり遊ぶ」「小さめのPAで効率的に休む」——
このメリハリがあると、全体の移動がぐっとスムーズになります◎
失敗談と反省点



今となっては笑い話ですが・・
スピードを出しすぎて、覆面パトカーに捕まる
「車でワンオペ帰省しよう」と考える方は、きっとある程度運転に慣れている方が多いと思います。
私もそのひとりでした。高速もよく使っていたし、いつもの帰省ルートなら大丈夫って、どこかで思ってたんですよね。
でも、子どもを乗せてのワンオペ移動って、全然違う。
運転だけじゃなくて、「次男、起きるかな」「お昼どうしよう」「長男とのおしゃべりもあるし」…って、頭の中フル回転で。
気づいたら、スピードも出しすぎていて、注意力も散漫になっていて。
で、結果…覆面パトカーに捕まりました。


正直、あの瞬間は今でも忘れられません。
警察に声をかけられた瞬間、後部座席から長男がキラキラした声で
「ママ!パトカーだよ!!!」って。
…もうね、そのひと言が一番刺さりました。
笑って返したけど、内心では泣きたいくらい落ち込んでました。
でもそのとき痛感したのが、
スピードを出しても、法定速度で走っても、到着時間ってそんなに変わらないってこと。
むしろ、心に余裕があるかどうかで、その後の疲れ方も全然違います。
「寝てるうちに早く着きたい」って気持ち、すごくわかる。
でもワンオペ移動では、安全第一・無理はしない・焦らないを肝に銘じておきたいなって思いました。
ワンオペ移動中のトラブル体験談
休憩しなかったせいで…予測不能の渋滞に突入した話



実はさ、子どもたちとワンオペで出かけた帰り道に、まさかの事故渋滞に巻き込まれたことがあって…!


平日にワンオペで2時間半ほどかかる遊び場へお出かけした帰り、「今日はすんなり帰れるだろうな」と思っていた日のこと。
子どもたちが車内でお昼寝していたので、そのまま休憩を挟まずに走り続けていたら、思わぬ落とし穴が…。
1時間ほど順調に走った先で、まさかの事故渋滞に巻き込まれてしまいました。
渋滞情報をチェックしていなかったことに加えて、SAもなく、緊急トイレグッズも積んでおらず、お菓子などもなし。
「長男がトイレって言ったらどうしよう…」「次男が起きてグズったらどうしよう…」と、1時間半ほどの渋滞中、頭の中は不安だらけでした。
2時間半の道中が、まさかの5時間をかけて帰宅することに・・
結果的に奇跡的に誰もグズらず、無事に渋滞を抜けて帰宅できましたが、
あの日の安堵感と、「もうこんな思いはしたくない」という反省は今でも忘れられません。
\ 教訓! /
→ 子どもが寝ていても、予定どおりにSAで休憩をとるべき。
→ 運転中でも最新の渋滞情報を把握できる(ハイウェイラジオ・みちラジ等)は必須
ETC障害による出口大混乱!回避ルートでなんとか帰宅できた日



2025年4月のETC障害の日も、まさかのワンオペ帰省中だったんだよね…。あれも忘れられない。
2025年4月6日、NEXCO中日本で発生した大規模なシステム障害の日も、私はワンオペで帰省中でした。
道中は順調だったものの、お昼休憩中に道路情報を確認したところ、
「ETCトラブル発生中」「復旧の目処なし」「出口での通行処理に時間を要する可能性あり」との表示。
そういえば普段は空いているIC出口が、なぜかどこも渋滞しているな…と思っていた違和感の正体がこれでした。
本来は中央道から富士五湖道路を抜けて、東名へ接続する予定だったのですが、
河口湖方面が観光地であること、出口の混雑情報がまったく取れなかったこともあり、
「このまま先に進めば進むほどハマる」と判断。
そこで、途中のICで高速を降りて、下道で御殿場方面に抜けることを決断。
少し遠回りにはなったけれど、結果的に大きな混雑を回避することができ、5時間かかったものの無事に帰宅できました。
\ 教訓! /
→ 検索しても情報が出てこない時は、なんとかなると突っ込まない。ワンオペではなんとかならないこともある
→ 予期せぬシステム障害や通行止めもあるので、ルートの柔軟な引き直しを想定しておくことが大切。
攻略ポイント:動画・お菓子・楽しみは「小出し」が鉄則!
車移動を少しでも快適にするために、「動画」や「お菓子」は最強の味方。
でも、最初から全部与えきってしまうと、すぐに飽きてしまうんですよね。
私も最初は、「とにかく静かに過ごしてほしい!」と思って、
お菓子、動画、ドリンク、全部出しちゃってたんです。
でもそれをやると…
- お菓子をずっと食べてるせいで、お昼にお腹が空いてない
- 結果、子どもの残りを私が食べる羽目になり、私だけ満腹に(眠くなる)
- 動画も早々に飽きてしまって、後半グズグズ…
- 「トイレ」って言われて焦る
という、ありがちな“地獄ルート”に突入しがちでした💦


それ以来、楽しみは段階的に、小出しにするスタイルにチェンジ!
- 出発してから最初の1時間くらいは、おしゃべり・外の景色・ちょっとした遊び
- 1回目の休憩(トイレ&気分転換)
- 休憩後、動画タイム(映画1本分)を解禁!
- 映画が終わる頃にちょうどSAに到着 → 早めのお昼ごはん
- 食後に“おやつ解禁”でテンション再UP!
- 後半は寝てくれたらラッキー、寝ないなら小ネタを追加(クイズ、しりとり など)
この“じわじわ楽しみが出てくる作戦”がハマってからは、子どもたちも「次はなにかな?」と楽しみに過ごしてくれるようになりました。
ワンオペ移動って、「親の体力と気力の節約」が命。
だからこそ、全部一気に使い切らず、少しずつ楽しみをとっておくことをおすすめします◎
まとめ:ワンオペ帰省は“無理しない工夫”でうまくいく!
ワンオペでの車帰省は、正直ラクなものではありません。
でも、事前の準備・ルートの工夫・子どもとの過ごし方の作戦次第で、しっかり乗り切ることはできます。
私が実際にやってみて感じたポイントをおさらいすると…
- **2歳&4歳はワンオペ移動の“チャレンジライン”**だけど、なんとかなる
- SA・PAの予習や、出発時間の調整で余裕が生まれる
- 動画やお菓子は小出しで使うのがコツ!
- うまくいかなくても「ま、いっか」精神が大事
- 疲れたら即休憩。スピードは出さない。安全第一!
最初は不安だったけど、**「ママだけでここまでできた!」**っていう達成感は、きっと自信にもつながるはずです◎
「自分もできるかも」「やってみようかな」と思えた方がいたらうれしいです。
そして次のワンオペ帰省が、少しでもラクで楽しいものになりますように!