長男が5歳になった2025年9月、舌下免疫療法を開始しました。
舌下免疫療法を知ったのは、治療を始める1ヶ月前。
「なんかおかしい」と感じて受けたアレルギー検査で、スギとハウスダストがクラス3〜5という結果が出たのです。
寝室に行くと鼻水をすすったり体をかゆがったり、春先に咳が止まらなくなることもありました。
医師からも「少なからずアレルギーが影響している」と説明を受け、治療を検討することにしました。
5歳でも始めることができるのか、や、初日の体験談、続けるための工夫をまとめてあります。
なぜ5歳から舌下免疫療法を始めたのか

鼻すすりをずっとしていた長男。原因特定のためのアレルギー検査がきっかけだよね



寝室で鼻水が出る、春先は咳が悪化する…結果を見て納得したよ
アレルギー検査で「スギ・ダニ・ハウスダスト」が高値に
2025年7月、耳鼻科でアレルギー検査を受けました。
理由は、春先から続く鼻すすり。噛んでも鼻水が出ず、この症状が病気なのか、癖なのか、特定とするた目です。
何かアレルギーがあるかも、と疑っていましたが、結果はスギ・ダニ・ハウスダストがクラス3〜5。


数値を見たときは驚きましたが、これまでの症状を振り返ると納得もありました。
子供の咳や鼻水、肌トラブルに悩んでいた


長男が3歳の春ごろ、何度かまぶたが赤くなることがありました。痒がる様子はなかったので様子見していましたが…振り返るとスギ花粉の影響だったんだと思います。



花粉症なんてもっと大きくなってから発症するものだと思い込んでたんだよね
4歳の春には咳が長引き、夜も眠れず咳喘息を発症。
親子ともに辛い時期で、これもちょうどスギ花粉の飛散時期と重なっていました。
さらに肌も弱く、寝室に入ると鼻水やかゆみが出ており、「これはハウスダストの影響かも」と感じるように。検査結果を聞いて「なるほど」と思うと同時に、原因がわかって少し安心しました。
アレルギー検査をする前から、布団乾燥機や空気清浄機、布団掃除機、ダニ取りシートなどを使用していました。
しかし、はっきりと原因が判明したので使用頻度を上げ、徹底的に対策しています。
我が家の寝室のハウスダスト、ダニ対策はコチラ🔽
\週に1回の布団乾燥機でダニを退治しています/


\小型で手入れも簡単なのでお気に入り/


\ダニ対策は、とにかく掃除機!という噂を聞いたので専用の掃除機を最低でも週1回かけています。それでも埃が取れるから不思議。/


\布団の下にダニ取りシートは常に置いてあります/


医師から舌下免疫療法を勧められた経緯


検査と症状をふまえ、医師から舌下免疫療法を勧められました。
「体質だから仕方ない」と思っていたトラブルに、根本治療の可能性があると知ったのです。
舌下免疫療法は即効性はなく、数年かけて徐々に症状改善を目指す治療。開始時期も花粉が飛んでいない6〜11月が適しており、5歳になった9月は、開始するのに良いタイミングでした。
内服スケジュールと医療費免除のタイミング



舌下免疫療法は3〜5年の長期治療なんだよね



そうそう。月に1回は通院も必要だしね



内服後2時間は運動や入浴NG…タイミング考えなきゃだね



慣れるまでが大変そうだよね!!
舌下免疫療法には「内服前後2時間は運動や入浴ができない」という制限があります。
長男は朝6〜7時に起床し、8時45分に園バス乗車、9時20分幼稚園到着。朝服用すればその間に激しい運動をすることはありません。夜は入浴時間がずれる日があるため、飲み忘れ防止のためにも朝に固定しました。
また、居住地では18歳の誕生月末まで医療費助成制度があり、5年間続く治療を金銭的負担なく始められることも安心材料でした。
3割負担で月額3000円弱かかるらしいので、助成制度で無償で続けられるのはありがたいですよね。
舌下免疫療法を始める前に5歳長男の意見を聞いた



親の気持ちは固まってたけど、続けるのは本人だからね



長男が楽になると思ったけど、まずは気持ちを聞いたんだよね
長男は、喘息対策としてモンテルカストを毎晩飲んでいます。
そのため、薬には慣れていましたが、舌の下に1分置く方法は初めて。嫌だと言えば開始を見送るつもりでした。
長男には、
- 寝る部屋での鼻水や咳が楽になるかもしれない
- 体のかゆみが軽くなるかもしれない
- 春に咳で幼稚園を休んだことも減るかもしれない
と伝えました。
さらに「ベロの下に置く薬なんだよ」とグッピーラムネを使って体験。
「前、咳が辛かったからやってみる」と答え、親子で頑張ることにしました。
初日の体験談
2週続けて同じ曜日に来れる日に受診してね、と言われていたので、予定がない月曜日に受診することにしました。
いよいよ、舌下免疫療法と5年間の付き合いが始まります。
服用当日の流れ


初回はアナフィラキシーのリスクがあるため午前中に受診。
かかりつけ医から説明を受け、確認シートに署名。調剤薬局で薬を受け取り再度病院に戻り、その場で服用しました。
ベロの下に薬を置き1分待機。嫌がらずにでき、30分間の経過観察も問題なく終了しました。
初日は医師の指導で幼稚園をお休み
園服を着て通院すると、医師から「初日は何があるかわからないので、親のそばで様子を見てくれると嬉しい」と指導があり、この日は幼稚園をお休みして自宅で過ごしました。



よく考えると、内服後2時間は激しい運動がNGだし、運動会の練習もあるからお休みしてよかった。
子供の反応


心配していた薬の味ですが、長男は「味はしない」とのこと。
ただ「1分待つのが暇で嫌」と正直な感想を言っていました。とはいえ「明日からも続けられる」と前向き。
1分間という時間が可視化できるよう、タイマーを渡して長男にも確認してもらっています。
3日目には「少し苦い」とも言いましたが、我慢できるそうです。
舌下免疫療法の副作用
医師から説明された副作用
医師からは「口の中のかゆみや腫れ」「咳」などが出る場合があると説明を受けました。まれにアナフィラキシーが起こる可能性もあるため、初回は病院での服用が必須です。
初日の観察で感じたこと
幸い長男は副作用なく過ごせました。親として「無事に始められた」という安心感が大きかったです。
今後も注意していきたい症状
これからも毎日服用後は注意深く見守り、変化があればすぐ医師に相談しようと思います。
5年間続けるために工夫したこと
毎日の習慣化
我が家では 内服を起床後に固定。
朝の身支度でバタバタする前に、内服を終わらせるというルーティンにしました。



遊び始めると「後で」となりがちなので、起床後ポヤポヤしてる時に内服しています。
寝る前の内服も検討しましたが、入浴後2時間は内服できないという制限が我が家には厳しく、朝ルーティンで始めてみます。
子供のモチベーションを保つ工夫
ポケモン好きの長男のために、内服したらモンスターボールシールを貼る仕組みを導入。
台紙がいっぱいになったら「一緒に好きなお菓子を買いに行こう」とご褒美を用意しています。


シールは内服記録が一目でわかるので、忘れ防止に役立っています。
台紙はフリー素材でたくさんあります!
モンスターボールに飽きたら、子供が「貼りたい!」と思えるようなシールに変更予定です。


さらに 薬のシートに日付を書き込む工夫 もしています。


念の為ではありますが、「今日の分は飲んだ?」が一目で分かるので、飲み忘れ対策に効果的。
いつかシールに飽きた時にもきっと役立ってくれると信じています。



飲み始めの今は緊張感あるけど、習慣化するまでサポート大事だね
親の気持ち
「5年間」と聞くと長く感じますが、体験談を読むと多くの人が「症状が楽になった」と話しています。
今の辛い症状が少しでも改善することを願って、親子で取り組んでいきたいと思います。
まとめ
5歳になったばかりの長男と舌下免疫療法を始めました。初日は不安もありましたが、副作用なく無事スタートできました。これから5年間、親子で工夫しながら続けていきたいと思います。
※この記事は我が家の体験談です。治療に関する判断は必ず医師にご相談ください。
🔗 参考になった公式情報